チェーンの汚れと洗浄剤の種類

皆さんはチェーンの汚れの中身を考えたことがあるでしょうか? 実はこの汚れ思ったより複雑な汚れなのです。

グリース 鉱物油と増稠剤として高級脂肪酸を含む
チェーンオイル 鉱物油、合成油、脂肪酸(エステル)など
パラフィン WAXタイプの主成分 脂肪酸を水素で硬化させた物もある
鉄粉 チェーンピンやローラーなどが摩耗して発生
砂など 多種多様な鉱物を含み、非常に硬いものもある
上記の多種多様な鉱物を腐敗分解した有機物が包んだもの
糖分 ドリンクなど
塩分 汗やドリンク、沿岸部の潮風など
アンモニア 極度の疲労時の汗に含まれる
皮脂 汗に含まれる グリセロールに3分子の脂肪酸が付加したもの
脂質・タンパク質 汗に含まれる。また、ドリンク類や補給食にも含まれる
ピッチ・タール アスファルトの成分

 

このようにチェーンには様々な汚れが付着しています。この汚れは、粘着質の物質となり、プーリーの周辺に付着していることが多いですが、チェーンのローラーやピン、プレートの間に入り込みヤスリのようにチェーンを攻撃しチェーンの寿命を低下させます。

このヤスリのような汚れを落とし、チェーンへの給油を行うためにチェーンを洗浄するのですがそ洗浄剤には汚れごとに得意不得意があり、この複雑さが、様々なチェーンディグリーザーや洗浄剤でも汚れが落ちにくくしている原因なのです。

自分はローラーが基本だからチェーンのメンテはたまにで良いと思っている方もいるかもしれません。しかし、ローラーでもピッチ・タール 、砂、泥などは混入しませんが、代わりに部屋の綿埃が多量に巻き込まれます。ライド後は必ず洗浄し、給油することが大切です。そして、残留した鉄粉や砂を濯ぎで確実に除去してください。また、多くのオイルは蒸発してします。洗浄後に防錆と潤滑のために給油し。ライド前にもう一度給油し、蒸発分を補ってください。

では、実際には洗浄成分と汚れの関係はどの様になっているのでしょう。

家庭用の中性洗剤。これは家庭の油汚れを想定しているので、糖分や塩分、有機汚れ、植物油(脂肪酸エステル)に対しては効果はありますが、鉱物油や合成油などには効果が低いのです。緑色の家庭用クリーナも同様です。石油系は鉱物油、合成油、脂肪酸に効果的ですが、泥・糖分・塩分・タンパク質は洗浄できません。有機溶剤系も同様で、得意不得意があります。

「チェーンディグリーザーの素」はチェーンの汚れを総合的に洗浄できることを目標に開発されました。アルカリの力を最大限に発揮するためには温度が必要。お湯を使えるように粉末の製品にしたい。粉末で利用でき洗浄力も強く高い温度帯でも性能が低下しない界面活性剤を選択。その他アルミ製品に対応させるための助剤を添加。チェーンのローラーやピン内部まで浸透させるために増粘剤は入れないなど。いろいろ試作した結果このレシピに落ち着いています。

「チェーンディグリーザーの素」はスプレーしてブラシで洗浄のように簡単に使える商品ではありません。お湯を用意しなければならない。食品容器やシリコンバック、もしくはチェーン洗浄機をご用意してもらわないとなりません。しかし、それを上回る製品の良さがあるとGOTALは考えています。コストも安く設定していますので、是非ライドごとに洗浄を行なってください。

(オイルの話はまた今度。 次回はアルミ製品への対応について書いてみます)

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